本間直人師匠の「今後の研修」研究会に ZOOM参加してきました。

企業の研修講師・研修開発・教育・看護・保育など
様々な業種の17名ほどが一緒の空間の中でテーマを温めていく中で
もともとは東京オリンピックのテレワークに向けて準備をしてきたシステムが
今回 生かされたお話や、

学校現場にオンライン授業が浸透していくための障壁になるものや、
そこを打開していくためのプロセスなどなど、
「こんなこともできるんじゃないか?」
「これからの課題は?」と、
わいわい視野を広げる3時間でした。

 

<印象に残ったキーワード>

 ・ZOOMはTV電話のように思うけれども、
   じつはしゃべりはラジオ!?ラジオ的にしないと伝わらない!

 ・話し手の話が画面の参加者を見ていて伝わらないな…という時には、言葉を補いつないでいく。
  どれだけ全員で参加ができるか!?がカギ。

 ・One wayになりやすいので、ご注意。

 ・チャットで書記がわりを事務局の人にやってもらうといい。
  ホストはブレイクアウトルームの管理や参加者のフォローをし、
  講師はファシリテーターに徹するのがいいかも。
  ブレイクアウトルームに分けた後、リアルと違って巡回(プロセスの把握)や
  介入(グループの状況によってはフォローの必要も)はできない。
  それぞれのルームをファシリする人がいると 結果的に本人の意識の成長・場の活性化につながるかも。

 ・ZOOMは意外と疲れる!?休憩を入れる時間の目安は?
 -企業研修だと、60分ごとに10分の休憩要請があることも。
  保育者は2時間の場合、ワークやディスカッションをしていると時間があっという間になるので休憩なしのことも・・・。
  学校は、45分や50分・90分など授業の区切りの時間で(教師側にも)参加者の慣れている枠組みに合わせて休憩を入れることも。

 ・ZOOMは動画を記録できるので、後日復習に使うことも。
   夜、集まれる人だけで〇時にと集まってやり取りすることもできる。

 ・ICT活用の可能性---という点では、交通が不便な場所では集まるだけで時間がかかる。
  園長会などをオンラインでやると時短になる。
  朝の会議、あえてZOOMで全員の顔を見ながら行うことも。

 ・UDトークのような文字起こし機能をいれることで、
  話した内容をキャッチアップできると良いかも?

 ・実務に合ったケースで事例を事前に渡して本題に入ることも。

 ・資料は先に送っておいて、読んでもらう。
   動画も事前に送ってみておいていただいて、ディスカッションから共有することも。

 ・ZOOMは音声だけの活用で、共通のGoogleドキュメントを見ながら作業をしてもらい進行具合によって声を掛けていくやり方も。
   →メアドが分かってしまうので、守秘義務的に難しい!?

 ・現実的に、ワークに対応できるのはPCのみ?IphoneやIpadはヒアリングのみ
  (ワーク、ブレイクアウトセッションの参加はやりづらい)かも・・・。

 ・ネット環境に疎い状況の中でオンラインの仕組みを導入するには!?
  -いきなりやり方をレクチャーしても混乱してシャッターが下りることも。プロセスがあるとすれば
   1.まず、やっているところを見てもらう
   2.つないでみる。参加してみる。
   3.目的に合わせて活用してみる
    ~ではないだろうか。

 ・オンラインの障壁は、ファイアウォールの壁の高さが学校や園などのネット環境によって異なることで、
   あきらめてしまうこともあるかも。

 ・小学校にもオンラインなどが4月より本格導入されるが、現実的に教える側の先生が 
   日本の場合体験してきていないので、適応するのに時間を要するかも。
   (アメリカの場合、20年前でもオンライン授業が普通だった)

 ・やってみてもらう → うまくいった → チャンスにつながる!最初は見ているだけでもOK。

 ・画面の向こうの人たちのことを(ブレイクアウトルームなど)見ることはできない。 だからこそ、あえて「引く」。
   参加者に任せる、ゆだねることもその場でのそれそれの主体性を呼び起こすカギになる
  (全く話さないグループもできうるので、それまでの前提・関係性を温める時間も重要)。

 ・リアルでないとできないこと=体験。
  それ以外のことで、できそうなことを探っていく。

 ・3~4月、企業などでの新人研修が中止になる事例も・・・
  新人が上手くいかなくて辞めてしまうのが心配。何とかフォローアップできないものか?

 ・新人保育士さんの継続支援のために数年前にやいづTVの青木さんに撮ってもらった「新人さんのための保育ステップアップコース」を、
  希望者をTwitterで募って新人さんに先に見ておいてもらってZOOMでフォローアップディスカッションをする、などできるのかも?

 ・企業・法人・学校などを通さずに、Twitterなどで参加を呼びかけ、動画やZOOMを活用した研修企画を行い、
  やる気のある個人に参加を募ってフォローアップをしていくことが後押しになるかも?
  → 先日、まさにTwitterの絡んだ形でオンラインをやることになり、終わった後に#にて感想をもらった。
   そういったやり取りもできる。

 ・ZOOMは、カメラに写っている自分=常に見られている自分を俯瞰するチャンス。

 ・ZOOMって自由だな~。
   レベルの高い人に合わせた教育をすることも、未来へ向けた教育の投資として大切なことかも。教えるだけではなく。

 ・まず参加するだけ、聞いているだけでも十分。
  さらに、発言した人ほど気づきを得られて「いいことがある」という循環を見ると、
  「次は自分も発言してみよう」という意欲につながるかもしれない。

=====

~と、盛りだくさんな3時間でした!
本間 直人さん、ご一緒くださった皆様、たくさんの気づきとギフトをありがとうございました。

こちらをお読みくださった方の中で、
「こんなやり方もできるのでは?」という方がいらっしゃいましたら、ご相談下さい。

どんな形だと 必要な学びを必要としている人に届け、現場に生かしてもらえるのかーーー?
一緒に知恵を出し合っていきたいと思います。

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